環境、ECO、省エネ(CO2削減)に貢献
これまで標準仕様書や指針には書かれていない
(補修工法選定と材料選定の性能に対する考え方)
  • コンクリート中の空隙量は概ね18%、その空気は常に膨張、収縮を繰り返している。
  • 【18%の根拠】
  • 1.練混ぜ時の空気量 ≒ 4.5%
  • 2.W/Cにより配合される水55%の内セメントが固まるために必要な水は25%、セメント量は240Kg〜300Kgの30%は7.2〜9%
  • 3.高性能AE減水剤、流動化剤などで発生する微細な気泡は5〜8%
  • これらを合計すると  16.7 〜 21.5%となる
  • これらの空気は、常に気温変化の影響を受けており、10℃の温度変化で9〜14%の膨張、収縮を繰り返している
  • 土木学会 コンクリート標準仕様書 JIS基準
  • JIS基準に、基づいて行われる材料性能試験は、20〜23℃の比較的安定した気温の下で行われている
  • 特に北海道は寒冷地に在って、厳しい気温変化の影響で膨張、収縮を繰り返している
  • 表面に付着した水は気温が低下する時には負圧で取り込まれ、実験室の一定の気温下で圧を加えて入れるよりもはるかに入りやすいため、構造物の南西面は凍害の影響を強く受けるまた、被覆材はブリスタリングや割れが生じる
  • 日本コンクリート工学会 ひび割れ調査・補修・補強指針 2013年
  • 1.遊離石灰析出部を漏水と看做していない(遊離石灰は、コンクリート内部を水が移動するときに、コンクリートを固めているCaOHを溶解し表面に出てCO2と反応してCaCO2化して遊離石灰となる
  • 2.漏水に対する対策(施工)明記されていないからライブラリー119でも対策なし
  • 土木学会
  • “119コンクリートライブラリー 表面保護工法 設計施工指針(案)”平成17年4月26日第1版が発刊されて以来、一度も改訂されていない
  • そのことで、これまで多くの再劣化事例が報告されている
  • また、その間多くの研究機関から研究成果が発表されているが、設計施工に採用されていない
  • ◎土木学会 コンクリート標準仕様書 2018年制定 維持管理編が昨年10月に発刊された
    • 総則、中性化、塩害、凍害、ASR等の劣化進行に水が関わっており、水を対策することで劣化を抑制することが記載された
    • *このことから、119コンクリートライブラリー “表面保護工法 設計施工指針(案)”に縛られることなく“2018年制定 維持管理編”を優先して設計されるべきと判断する
劣化事象に関する考察と補修設計時の考慮
  • 中性化
  • CO2による中性化は強度に影響を与えない
  • 中性化によってフリーデル氏塩無くなり水が供給されると、発錆、腐食が起動する
  • 被りが確保されている場合や、ひび割れがあっても水が供給されなければ発錆、腐食は起動しないので特に対策は必要としない
  • 塩害
  • 塩化物イオンは単独でコンクリート内に浸透せず、塩水、海水として浸透する
  • 塩分濃度が高くても水の供給がなければ発錆、腐食は起動しない
  • 凍害
  • 内部余剰水はPH値が高く、また表面からの温度の伝わり方も時間を要し凍害に結び付くことはない
  • 表面からの水の供給がなければ凍害は生じない
  • しかし、表面からの水の供給を透気、透湿性があって水は通さない表面被覆材で被覆しなければ、被覆材の背面で内部水が結露し、凍害促進の原因となる
  • 透気、透湿性のない表面被覆材は内部に存在する空気が膨張収縮を繰り返し、ブリスタリングヤ割れの生じる原因となる
  • また、透湿性は80%以上が必要